代表メッセージ

アカペラとの出会いは大学時代でした。

周りからは「明るい性格」と思われることが多い僕でしたが、小・中・高校時代は自分の感情や”らしさ”というものに蓋をして過ごしてきました。それでも自分のことは好きでいたい思いは消えず、「自分に自信を持ちたい」「自分らしく振る舞いたい」と行動を起こしてはいたのです。でも、そのたびに空回りし、自分の居場所を見つけられないままでした。

自分の感情を素直に表に出すのが苦手だった自分でしたが、大学のサークルでアカペラをしている自分の写真を見て驚いたのです。自分でもびっくりするくらいの自然な笑顔でした。「こんなに楽しそうに歌えるんだ」と。

そこから、アカペラというツールの魅力や可能性にどんどん気づいていきました。

アカペラは人の声やからだの音を使って曲を奏でる演奏方法です。楽器演奏とは違い「生まれつきもった自分の声・からだ」を活かして表現に向き合うことができます。

まさに、自分の特性や個性を互いに尊重し合いながらハーモニーを生み出し、グルーブをつくりあげていく、アカペラ演奏の過程には「自分を大好きになれる」「自分に自信が持てる」要素がたくさん含まれています。そして、良い意味で他人に依存しあえるツールでもあるのです。つまり、それが自分らしく居られる「イドコロ」にも成り得ると、僕は考えています。

「自分に自信を持ちたい」「自分をもっと好きに成りたい」「自分の居場所を見つけたい」そんな過去の自分が求めていたものを、アカペラを通して生み出し、創りあげていく場が、この「ハモらんばプロジェクト」です。

“イドコロづくり”を軸とし、多世代型アカペラサークル「ハモらんば」の運営、地域密着型イベント「歌楽」の企画・運営などを現在行っています。

アカペラでの場づくり・アカペラクリエイティブを長崎を拠点に、皆さんと足並みを揃えながら、その裾野を広げてゆけたらと思っております。

合言葉は「ハモらんば」

どうぞ応援のほどよろしくお願いいたします。

ハモらんば代表 森 勇吉